夫の転勤をきっかけに、9月末で退職することになりました。
転勤での引っ越しは3回目。今回は初めて雇用保険の失業給付を申請することにしました。

これまでは引っ越してすぐ次の仕事を見つけていましたが、今回は初めて子連れでの転勤。じっくり求職活動するためにも、手続きすることにしました。
退職後の手続きについて色々調べているときに知ったのが、特定理由離職者の制度です。
配偶者の転勤など特別な理由がある退職の場合「特定理由離職者」として認定されることがあります。失業保険の給付制限が無くなったり、国民健康保険料が軽減できることがあります。

私も特定理由離職者として認定されました。
退職から認定までの手続きの流れをまとめて紹介していきます。
- 特定理由離職者とは
- 退職からの手続きの流れ
- 国民健康保険の減免の申請について
引越の手続きについてまとめた記事はこちら
雇用保険の失業給付とは
雇用保険の失業給付(失業手当)とは、仕事を失ったときに次の就職先が見つかるまで、生活を安定させるため支給される公的な給付制度です。
・離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12か月以上あること。
・働く意思と能力があるのに職業につくことができないとき。
が主な要件となります。
支給される金額や期間
- 1日あたりの金額(基本手当日額)は、退職前6ヶ月間の平均賃金をもとに決まります。
- 実際に受給できる期間や金額は、離職理由、年齢、被保険者としての加入期間などによって異なります。
- 受給期間は一般的に90日~最大で360日程度です。
離職理由による受給資格の違い
雇用保険の失業給付は、離職理由によってそれぞれ待機期間や給付制限についての違いがあります。
自己都合による離職者
会社都合の倒産・解雇などによる非自発的な離職者
雇い止めや正当な理由による離職者

私は今回、正当な理由による離職者として特定理由離職者に認定されました。
特定理由離職者とは
ハローワークのサイトに記載されている特定理由離職者についての要件がこちら。
- 期間の定めのある労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した者(その者が当該更新を希望したにもかかわらず、当該更新についての合意が成立するに至らなかった場合に限る。)(上記「特定受給資格者の範囲」の2.の(8)又は(9)に該当する場合を除く。)(※補足1)
- 以下の正当な理由のある自己都合により離職した者(※補足2)
(1) 体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者
(2) 妊娠、出産、育児等により離職し、雇用保険法第20条第1項の受給期間延長措置を受けた者
(3) 父若しくは母の死亡、疾病、負傷等のため、父若しくは母を扶養するために離職を余儀なくされた場合又は常時本人の看護を必要とする親族の疾病、負傷等のために離職を余儀なくされた場合のように、家庭の事情が急変したことにより離職した者
(4) 配偶者又は扶養すべき親族と別居生活を続けることが困難となったことにより離職した者
(5) 次の理由により、通勤不可能又は困難となったことにより離職した者
(a) 結婚に伴う住所の変更
(b) 育児に伴う保育所その他これに準ずる施設の利用又は親族等への保育の依頼
(c) 事業所の通勤困難な地への移転
(d) 自己の意思に反しての住所又は居所の移転を余儀なくされたこと
(e) 鉄道、軌道、バスその他運輸機関の廃止又は運行時間の変更等
(f) 事業主の命による転勤又は出向に伴う別居の回避
(g) 配偶者の事業主の命による転勤若しくは出向又は配偶者の再就職に伴う別居の回避
(6) その他、上記「特定受給資格者の範囲」の2.の(11)に該当しない企業整備による人員整理等で希望退職者の募集に応じて離職した者等※補足1 労働契約において、契約更新条項が「契約の更新をする場合がある」とされている場合など、契約の更新について明示はあるが契約更新の確約まではない場合がこの基準に該当します。
※補足2 給付制限を行う場合の「正当な理由」に係る認定基準と同様に判断されます。

私は(5)の(g) 配偶者の事業主の命による転勤若しくは出向又は配偶者の再就職に伴う別居の回避として認定されました。
特定理由離職者として認められるメリット
- 給付制限が免除され、7日間の待機期間を経たらすぐに給付期間となる
- 受給資格の被保険者期間が1年間に6ヶ月以上あればよくなる
- 国民健康保険が軽減される(別途役所での申請が必要)

特に助かるのが国民健康保険の軽減。収入がない状態での国保の支払いは負担が大きいので、軽減できるのは大きなメリットとなりますね。
特定理由離職者として認定されるまでの流れ
退職前にできること
今回は事前に夫の転勤による引っ越しに伴っての退職という理由が決まっていたので
詳しい転勤辞令が出た時点で、夫に辞令をコピーしてもらうようにお願いしました。

ハローワークでの申請時に必要な書類の1つです。
どこからの転勤でどこに行くのか、住所が記載されているものだと証明がしやすいです。
次に自分の職場での退職手続き。
こちらも夫の転勤に伴って引っ越しをするための退職ということを詳しく人事に伝えておき、離職票にもそのように記載してほしいことを伝えました。

必須ではないと思いますが、離職票には会社側が離職理由を書く欄があるので、そこにあらかじめ詳しく書いてもらったほうが手続き時にもスムーズになるかと思ってお願いしました。
離職票が発行されてから
離職票が発行された通知がマイナポータルから来たので、コピーしてハローワークへ。
当日の持ち物は
- 住民票
- 転勤の辞令
- 口座情報のコピーまたは通帳
- 写真2枚

住民票には前住所も載っているので、引っ越しをした証明になります。
夫の転勤辞令も同様に、どの部署からどこへ異動になったのかの証明に必要です。
口座はネット銀行のものでも受け付けてもらえました。
一番気になっていたのは特定理由離職者として認めてもらえるかでしたが、案内どおりに窓口に行くとすんなり手続きしてもらえました。

淡々と手続きが進んでいき、1時間ほどで終わりました。
雇用保険説明会の日程を聞いてその日は終了。待機期間に入ります。
雇用保険説明会
初めてハローワークに行ってから2週間後ほど経った日に、雇用保険説明会に行きました。
市のホールで2時間ほどかけて、ハローワークの利用方法や今後の認定と受給についての説明を受けました。
このときひとりひとり渡されたのが、『雇用保険受給資格者証』
見本
これから失業給付を受けながら求職活動をしていくうえで必要な資格証であり、通帳のような役割も持つ紙です。

初日に窓口で伝えた口座情報などの内容がそのまま書類になっています。
重要なのが離職理由の欄。ここの番号によって今後の給付制限と国保の減免手続きができるかがそれぞれ分かれていきます。

私は33となっていたので、特定理由離職者として発行されていました。
33は正当な理由のある自己都合退職者。給付制限は無し。
理由によっては1ヶ月〜3ヶ月の給付制限があります。
初回認定日の日程と流れを聞いてこの日は終了しました。
国民健康保険の減免申請へ
後日、市役所へ国民健康保険の減免の申請に向かいました。
雇用保険資格者証を提示して、名前などを記入する書類を1枚書いて申請は終了。
納付書は後日郵送されてくるとのことでした。
すでに届いていた納付書の最初の月の分は支払うように言われました。
次の月から修正された納付書が改めて送られてくるようです。
国民健康保険の減免については自分で申請しないと軽減されません。
雇用保険資格者証が出たら忘れずに申請しましょう。
初回の認定日と給付
指定されていた初回認定日に、再びハローワークへ。
窓口での職業相談をして、初回認定日の認定を受け、給付される金額が資格者証に記載されます。
1週間ほどで振り込まれました。

思っていたよりスムーズでとても助かりました。
減免申請後の納付書
申請から1ヶ月ほど経って、修正された金額の納付書が市から送られてきました。
前年の年収を3割とみなして計算された金額になっているので、7割程度軽減される仕組みになっています。
| 変更前保険税 | 変更後保険税 |
| 約60,000円 | 約30,000円 |

6ヶ月分の通知でした。かなり軽減されていました!
大体半分くらいの額。
期間は翌年度末まで。私の場合は2027年3月までになります。
送られてきていたのは今年度分の3月分まで。インターネットバンキングからでも支払いが可能だったので、スマホから支払いができました。

1回目の給付でまとめて支払ったので少し気が楽になりました。
国民健康保険の減免については自分で申請しないと軽減されません。
雇用保険資格者証が出たら忘れずに申請しましょう。
まとめ
特定理由離職者として失業給付を受けるまでと、国民健康保険の減免についてまとめてみました。
9月末に退職して、失業認定を受けて、国民健康保険の減免の申請が通って納付書が送られて来たのが12月の初め。
それまでに新しい仕事を決めてしまえば、必要のない手続きだとは思います。
実際何度か夫の転勤での退職を経験していますが、初めてここまでの手続きをしました。
例えばこれが、失業給付を受ける予定がなく、すぐ夫の扶養に入るのであれば、夫の会社に申請するのみになります。
今回は失業給付を受ける、自分で国保に加入しなければならない、という条件だったのでこういう手続きの流れになりました。
多少時間はかかりますし、手続きのために通う場所も増えますが、
給付を受けながら、新しい土地に慣れていく時間をゆっくり取るためには、とても嬉しい制度でした。

転勤妻には特に嬉しい制度ですね!
有効に使うと新生活の大きな支えになると思います。
これから退職を控えている誰かの参考に少しでもなれれば嬉しいです◎

最後までお読みいいただき、ありがとうございました!




コメント