子連れで家族旅行の計画中、目的地を決めたら次に重要になってくるのが
「移動手段」
子連れでの旅行ってとにかく荷物が多い!万が一に備えて持っていきたいものがたくさんある…
一番気兼ねなく荷物を積めるのって、やっぱり自家用車だと思います。

でも遠方の旅行や帰省で往復運転していくのって、本当に大変。
そんなときにおすすめなのがフェリーです。
実はフェリーでの移動ってとっても快適なんです!
今回は実際に子連れで乗船したレポートを紹介します。
- 所要時間は?
- ターミナル到着から乗船までの様子
- お部屋やお風呂はどんな感じ?
フェリーきたきゅうしゅうⅡ
今回私が利用したのは名門大洋フェリーの「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」
トラックや一般車、バイクも一緒に移動できるフェリーです。
大阪南港 17:00出港
新門司港(北九州)翌朝5:30到着
12時間半の船旅になります。
予約方法
公式サイトから予約をしました。
- 利用日
- 乗車する全員の 氏名・性別・年齢
- 車両情報(全長、ナンバープレートの情報)
- 運転者は誰になるか(名簿に登録されるため)
- 代表者の情報
- 部屋タイプの選択
- 電話番号
- 住んでいる都道府県
これらを入力した後、支払い方法を登録して予約完了となります。

大阪南港ターミナル到着
「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」には
大阪南港を17:00出港の便と、19:00出港の便があります。
今回は17:00出港の便だったので、余裕をもって15:00頃到着しました。
オンラインでの予約が完了していると、当日の窓口での手続きが不要になので
到着したらそのまま待機列に車を移動させて乗車を待つのみとなります。

車から降りて窓口に子供と一緒に並んで…みたいなことがなくてとても楽でした。

乗船まで少し時間があったのでターミナルの探索もしてみました。





乗船開始
15:30頃、車に戻ると先頭の方に動きが。
いよいよ乗船開始です。

ドキドキしてきました!酔い止め飲んでおこう…!
乗船が開始されると予約のQRコードの提示が必要になるので、携帯画面に準備しておきます。運転席の窓を開けておくと、指示も聞こえやすくスムーズです。
係員さんに提示すると車の中で置いておく紙を手渡されます。「これ、置いておいてね~」という感じ。
いざ乗船!
船内は狭い通路が続き、急な坂道もあり。スピードは出さずにゆっくり進みましょう。
一台ずつ詰め詰めで駐車していきます。乗り降りするには十分な広さはありましたが、場所によってはトランクルームを開けにくそうでした。

船内に持ち込む荷物は、座席側からでも取り出せるようにしておくと安心です。
必要な手荷物をもって船内へ向かいます。
出港してしまうと、安全のために車両甲板へは行き来ができなくなります。
この時に荷物はすべて持っていくようにしましょう。

プロムナード~お部屋の様子

車から降りてこちらの入り口からプロムナードへと向かいます。


ベビーカーやキャリーケースがあっても通りやすい入り口でした。
今回はファーストBのお部屋を予約していたので、案内所で個室のカギを受け取ってから向かいます。


ファーストBは、和洋室というお部屋なので
ベッドが2つと畳スペースがくっついているお部屋、という感じ。
1室3名(添い寝の場合は大人1人につき子供1人)まで利用できます。


靴を脱いであがるタイプ。子連れにはうれしいポイントですね。
キャリーケースを広げるスペースも十分にありました。フラットで3人ならひろびろ使えそう!


テレビもあります。時々ワンセグになって画質が悪くなることもありましたが、きちんと映っていました。
ホテルみたいですよね!
ただ、このお部屋にはトイレとお風呂がありません。
どちらも共用のものを使用することになります。
お部屋のランクによってはどちらもついている部屋(デラックス以上)、トイレのみついている部屋(ファーストA)があります。
優先順位とお値段との相談かな、と思います。
例えばお子さんがまだ赤ちゃんでおむつのみなら、大人は共用のトイレでも問題ないかなとなりますよね。
トイトレ中だったり、おむつが外れてても夜中に頻繁にトイレに起きる子だったら、お部屋にトイレがある方が安心かな、とか。
もみじちゃんはトイトレが完了していて、かつ夜は全くと言っていいほど起きない子なので、今回はトイレは共用でも平気かな、となりました。(付き添いは必須ですが)
いよいよ出港
17:00の出港の時間になると、多くの人が甲板に出ていました。
7階と8階から甲板に出ることができます。

甲板は滑りやすい場合があるので、転倒に注意が必要です。

この日(3月上旬)は風が強く冷えました。防寒も忘れずに。
18:15頃になると、明石海峡大橋の下をくぐっていく様子を甲板から眺めることができます。

事前に船内アナウンスがあるので、聞いてからの移動でも間に合いました。
なかなか見ることがない光景なので感動しました。
船内探索 売店・レストランなど
案内所、売店、レストラン、お風呂などの施設は6階に集まっています。





ミルク作りや離乳食のあたためもできそう。自分たちで買ってきたお弁当のあたためもここでできました。
お風呂

お風呂はロッカーの数に限りがあるためか人数制限があるようでした。
靴用、脱衣ロッカーともに鍵あり。
中にはおむつ替え台とベビーチェアがおいてあり、赤ちゃんと一緒に入浴もできます。
私ともみじちゃんは19:00すぎに入浴しましたが、待つことなくすんなり入れました。
船内のお風呂だからか、よくある大浴場よりもすべりにくい床になっていたように思いました。
それでも揺れの中での入浴になるので、お子さんとの入浴には注意が必要ですね。
タオルは部屋のアメニティのフェイスタオルを使用するか、案内所でレンタルもできます。(1枚400円)
売店での販売もありました。

私たちは自宅から持参。旅行中に洗濯して帰りの便でも使いました。
浴室は16:00~22:00まで開いています。お子さんが寝てから交代でもう一回お風呂へ、なんてこともできますね。
フェリーきたきゅうしゅうには、展望浴室とは別にシャワールームも完備しています。
こちらは入港10分前まで利用可能なので、朝にシャワーを浴びることも可能です。
就寝
21:00頃もみじちゃんが就寝。私とパパも早めに就寝しました。
部屋によって消灯時間があります。(ツーリストなどの大部屋)
売店などの施設も閉まってしまうので、船内は静かになってきます。

揺れがあるので私は浅い眠りでした…
それでも移動中にベッドで横になって休息をとれるのはとてもうれしいことですね。
起きたら九州。すごい。
キッズルームにこんな貼り紙がしてありました。

お子さんの夜泣きをあやしたいときは、授乳室やキッズルームだけではなく
レストランの一部も開放しているとのことでした。
6階にあるレストランの奥は客室とは離れているので、赤ちゃんが泣いてても少し気が楽かなと思います。

利用したお部屋は隣の話し声までは聞こえませんが、大きな笑い声や泣き声は聞こえてしまうくらいの壁でした。
起床~下船
4:00頃起床。外は真っ暗ですが起きて準備している人も多くいました。
レストランは4:30から朝食がとれるようです。今回は利用しませんでした。
アナウンスでは定刻通り到着予定なことがお知らせされました。もみじちゃんも起床し、準備を進めます。

到着後も数時間滞在できるゆっくり滞在便というものもあるそうですが、徒歩乗船の方向けだそうです。
5:00過ぎくらいから、6階案内所前に人が集まり始めます。
定刻通り5:30到着。数分待った後、徒歩乗船の方から下船。
車両の安全確認が終了のアナウンスがあった後、車両甲板も入ることができるようになりました。
荷物を積み込み、乗車。係員の案内にしてがって1台ずつゆっくりと動いていきます。
前が動いてしまえば、船の外に出るのはスムーズでした。

まだ外は真っ暗。港から目的地へ車で移動していきます!
まとめ
いかがだったでしょうか。
大阪南港~新門司港までのフェリー旅のレポートでした!
実際に乗ってみての感想は、
とても快適でした!
お風呂に入る間、寝ている間に移動できるって、素晴らしい。
実は今回の目的地は長崎県だったので、車での移動時間と大変さを考えると
大阪から福岡までの距離を自分たちで運転しなくていいのは、とても良かったです。
デメリットをあげるとしたら
- 拘束時間が12時間半ある
- 場所によっては電波が入らない時間がある
- 揺れる
ということかなと思います。ですが、
車移動でチャイルドシートに長時間乗せていたり、
大きな荷物をもって電車や新幹線や飛行機を乗り継いだりするよりは、
大人も子供も自由に過ごせました。
ほとんどが寝ている時間だったので、退屈することもありませんでした。
何より朝に到着して、その後の日程を元気に楽しめます!
荷物の多くなりがちな子連れ旅こそ、
車ごと移動できるフェリー旅、とってもおすすめです!
復路編の記事はこちら

最後までお読みいただきありがとうございました!
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