愛知県犬山市にある博物館明治村。
愛知に住んでいながら、実はまだ行ったことがなかった明治村。
建物を見るのが好きで、ずっと気になっていた場所のひとつでした。
明治時代という激動の時代にも興味があったので、これは行っておかないと!ということで、家族で行ってきました。
- 明治村ってどんなテーマパーク?
- チケット購入方法
- 子連れでも楽しめる?
明治村とは
明治村は愛知県犬山市にある野外博物館で、明治時代の貴重な建築物や文化を保存・公開いている施設です。
広大な敷地内には、実際に明治時代に建てられた建築物が移築・復元されており、当時の暮らしや雰囲気をリアルに体感することができます。
建築物だけではなく、蒸気機関車や市電の乗車体験、明治時代の衣装のレンタル、当時のグルメを味わえる飲食店などもあり、大人から子供まで楽しめる愛知の観光スポットです。
開村時間(営業時間)は季節によって異なります。
4・5・6・7・9・10月|9:30~17:00
8月|10:00~17:00
11月|9:30~16:00
12・1・2月|10:00~16:00
3月|9:30~17:00
- 入村は閉村時間の30分前までとなります。
- イベント等の開催により、開村・閉村時間を変更する場合があります。
- 駐車場営業時間は開村時間と同様になります。
公式サイトはこちら
チケット購入方法|料金
入村には『日時指定入村チケット』が必要です。
当日窓口での購入か、事前にアソビュー!にてWebチケットの購入ができます。

子連れならWebチケットの購入がおすすめ!
窓口に並ぶことなく入村できます。
チケット料金(入村料)※2025年6月時点
大人 | 2,500円 |
高校生 | 1,500円 |
小・中学生 | 700円 |
※幼児(未就学児)および、明治生まれの方は無料です。
※入村のみのチケットです。各種乗物券は現地でご購入ください。
公式サイトのチケットについて詳細はこちら

面白いのが明治村なので明治生まれの方は無料になるということ。
112歳とか…?
アクセス・駐車場
〒484-0000 愛知県犬山市字内山1番地
愛知県犬山市にある明治村。入鹿池という人口の大きな池のそばにあるのですが、駅からは距離があります。
公式サイトにも案内がありますが、名古屋駅の名鉄バスセンター・栄のオアシス21・犬山駅からそれぞれバスが出ているようです。
くわしくはこちら

私たちは車で向かいました。
北側に駐車場があります。

結構な山道を運転していくので本当に駐車場があるのか少し不安になります。
道なりに進むとゲートが見えてきて安心しました。
駐車料金はこちら
普通車:1,000円
自動二輪車:200円
観光バス:1,500円
現金での支払いでした。
北口から入村
駐車場に車を停めてからの入村だと、正門からではなく、北口からの入村になります。

村内地図を見るとわかりますが、正門と北口はほぼ正反対。
正門から入るか北口からかで回り方が変わりそうですね。
私たちは北口から入村したので、5丁目から周ることに。
入ってすぐのところにSL東京駅があるので、乗るのを楽しみにしていたのですが、この日は運休日でした。

前日に『明日行ってみようか』で決めて行ったので
リサーチ不足でした。残念。
村内にはSL・村内バス・京都市電の3つの乗り物があります。
それぞれの料金はこちら。
のりもの券 | 中学生以上 | 小学生 |
SL・市電一日券(乗り放題) | 1,000円 | 700円 |
SL(1回) | 700円 | 500円 |
京都市電(1回) | 500円 | 300円 |
村営バス(乗り放題) | 500円 | 500円 |
未就学児は無料です。
支払いは現金のみでした。
今回はSLが運休日だったので、京都市電には乗りたい!
京都市電の名古屋駅があるのが4丁目だったので、駅を目指して探索しながら歩くことにしました。
レトロな建築物を見学
歩いていくとさまざまな建築物を見ることができます。

1967年まで実際に使用されていた建物を移築しています。
こちらは玄関部分のみの展示ですが、当時のそのままの雰囲気を感じることができます。
中には喫茶室もあり、ホテルでお茶する気分を味わえます。

フランシスコ・ザビエルが来日したことを記念して京都に建てられた教会です。
移築・保存している建物なので、中に入って見学もできました。

今も現役で使用されている宗教施設だと、信者以外の観光目的では見学できるところも限られているので、貴重な体験でした。



明治から建っていた教会の内部に入ってじっくり見学出来て、特別な体験をしている気持ちでした。
教会を出ると、また違った雰囲気の建物が並んでいました。
4丁目に入ったようです。
お風呂屋さん、芝居小屋、駄菓子屋さんなどがありました。

こちらの駄菓子屋さんは小泉八雲という人のお家だったそうです。

もみじちゃんはここでおやつを購入。
懐かしい駄菓子がたくさん並んでいました。
歩いていて目に入った建物がこちら。

伊勢神宮外宮前に建てられていたこちらの郵便局舎は、明治時代の本格的な木造郵便局として唯一現存しているものだそうです。

今現在よく見る郵便局とは雰囲気が違っていて、装飾がとても素敵でした。
こちらの郵便局からは、はあとふるレターという10年後の自分に向けた手紙を出すことができるそうです。

引っ越しの予定が無ければ出したかった…!(転勤族)
住所の変更もできるそうです!
申込のときの用紙に記載されている番号が必要になるそうなので、忘れないで保管しておく必要があります。
4丁目から京都市電に乗車
市電名古屋駅から京都市電に乗車しました。

この日はSL運休日だったため、大人1人500円で1日乗り放題。
子ども料金は小学生からだったのでもみじちゃんはかからず。
通常料金 | 【一回券】大人 500円・小人 300円 【SL・市電一日券】大人 1,000円・小人 700円 |
支払いは駅で現金のみの受付でした。

乗り降りの際には高い段差があります。
子どもは少し注意が必要です。
ベビーカーも乗車できますが、空きスペースに畳んでおくことになります。
満員だと乗れない場合がありそうです。
終点の品川燈台駅までゆっくり動いていきます。
窓もなく風が入ってとても気持ちが良かったです。4丁目の街の中から3丁目の入鹿池の近くまで運んでくれるので、短い時間で海に来たような気分になりました。

多少揺れるので荷物を落とさないように注意が必要です。
現存最古の洋式燈台|品川燈台
サムネイルにも使用しているこちらの燈台。

東京都の品川沖に建てられた燈台で、現存する最古の洋式灯台だそうです。
こちらの他にも神奈川、千葉にも洋式灯台はあったのですが、どちらも関東大震災によって倒壊してしまったそうです。

灯台の近くに見に行くことってなかなか無いですよね。
現存最古、というのも驚き。
入鹿池がとても大きい人工池なので、本当に海の近くに建っているみたい。
少しの時間でしたが癒されました。
休憩タイムに甘味処へ
2丁目まで歩き休憩のために京甘味処なか井茶寮に入りました。
酒屋さんだった建物に作られた甘味処で、抹茶ソフトクリームや和ドリンクを楽しむことができるお店です。

私ともみじちゃんで抹茶ソフトクリーム、もみじパパは三ツ矢サイダーを注文しました。
お店に入ってすぐに椅子席があり、少し奥に注文口、さらに奥にも席があります。

奥の席には酒蔵だった面影が残っており、この建物自体もとても貴重なものなのが伝わってきました。

抹茶ソフトクリーム、濃厚でとても美味しかったです!
各種キャッシュレス決済対応していました。
まとめ
初めて訪れた明治村でしたが、個人的にはとても楽しくて貴重な1日になりました。
明治村はレジャー施設というより、歴史に触れる場所という感じ。
明治という時代は、自分が生まれる前の遠い昔…というイメージ。
今回明治村で実際に使われていた建物、機械、のりものに触れて、ただの再現施設ではなくすべて本物で、歩いているだけで歴史の重みを感じました。

移築してきて保存、展示しようってすごいことですよね。
子連れ目線で見た明治村
正直、小さい子ども向けのアクティビティはあまり多くはない印象。
小さい子どもでも楽しめそうだなと思ったのはこちらのつみきひろばなのですが、(別途料金はかかるようです)
車で入村した北口から、一番遠い場所にあったので最後の方に見つけて、行かずに終わりました。

正門からの入村だったら近いところにあります。
なにせ敷地が広くて、歩く距離もなかなか。
でもその分、レトロな乗り物に乗れるのはとても楽しんでいました!
乗れる展示ってとても楽しいポイント!
もう少し大きくなったらリベンジしたい謎解きイベント!
CMでも放映されているこちらの謎解きイベント。
この日の来場者のほとんどがこのイベントのために訪れていたように見えました。
イベントに参加していない私たちの方が珍しい存在だったかも、というくらい。
村全体を使って行われていて、いろんなところにヒントなどの看板があり、とても賑わっていました。
親子、友達同士、カップルなどさまざまなグループで参加していてとても楽しそう。
すごく気になったんですが、もみじちゃんにはちょっと難しそうでした。

もう少し大きくなったら一緒に挑戦してみたい!
『明治を感じる』貴重な1日
明治村は、派手なアトラクションがあるわけじゃないけれど、大人にとっても学びが多く、子どもにとっても“知らない時代に出会う”きっかけになる場所でした。
明治時代の建物って、思っていた以上に美しくて、重みがあって、今もこうして残っていることに感動。
子連れでのんびり巡るにはちょっと体力が必要でしたが、本物に触れる体験ができたのはとても貴重でした。
今回は参加できなかった謎解きイベントや、もう少し深く見てみたい建物もたくさん。
きっと次に訪れるときには、また違う楽しみ方ができるはず。
明治という時代を、ぐっと身近に感じられた、そんな一日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント